第3回 農村計画本委員会 議事録

 

日時:2011128日(金) 17:0019:30

場所:建築会館 会議室

出席者:三橋委員長、岩田、岡田、大沼、神吉、北澤(文責)、熊野、栗原、斎尾、齋藤、鈴木、中島、柳田 各委員 (順不同・敬称略)

 

T.確認事項

  前回本委員会(911日)議事録の確認

2011年度建築学会大賞業績候補について、浦良一先生の推薦を見送る。

 

U.報告事項

1.     学術推薦委員会関係(1012月委員会議案)ほか

 (12011年度予算配分

  農村計画委員会全体の予算は1,363,000円、各小委員会の活動予算は130,000円となった。

  農山漁村文化景観小委員会は出版物の刊行を予定しているため、研究部門として予算を計上している。

2)第50回(2011年度)竹中育英会建築研究助成候補募集

  各委員より関係者、対象者に通知を行う。

32011年度国際交流進行基金援助事業申請

  2010年度分については支給済み。

  2011年度日韓合同研究会は、6月くらいの開催を想定して計画中、上期の基金の申請を行う。

  三橋委員長−金氏、岡田委員−ソン氏のラインで検討を行う。

  (4)会員外の委員についての申し合わせ

  小委員会で会員外の方を委嘱する場合、建築関係者については委嘱とともに入会の勧誘を行う。

  (5)会員・常置調査研究委員会・[若手奨励]特別研究委員の年齢分布

  (6)委員会等における女性会員の参画機会の拡大についてのお願い

  男女共同参画推進委員会にて、学会活動における機会均等の促進について議論された。

  議事資料により、農村計画委員会は他の委員会と比較して年齢・性別等のバランスがとれていることが確認された。

7)小委員会活動成果報告提出依頼

  学会ホームページに活動報告を掲載し、その際小委員会のメンバーの氏名・所属もあわせて公表する。

  各主査より小委員会委員に対し、氏名・所属のホームページでの公表についての可否を伺う。

82008-2009年度調査研究委員会活動報告会:代議員等による全体的な所見に対する回答

  前回の本委員会での議論を踏まえ、委員長により12月に学術推進委員会に回答を報告した。

 

2.  大会関係

 (12010年度大会(北陸)概要報告

  農村計画部門での講演発表では、午前中の参加者が比較的少ないことから、この点について、2011年度のプログラム編集で留意する。

  講演発表の欠席が8編あり、これらの発表者については会員番号をホームページに掲載する。

  発表登録費未納者について事務局より報告を受ける。

 (2AIJデジタルライブラリー:2010年度大会研究集会資料頒布アンケート結果

  研究集会資料のデジタルライブラリーでの頒布時期などについて報告された。

  (32011年度大会(関東)プログラム編集方針・講演発表時間

  学術推進委員会によるプログラム編集方針について報告された。

 (4)同 農村計画部門研究集会(研究協議会・研究懇談会:2件)

  農山漁村文化景観小委員会による研究協議会(「未来の景を育てる保全−農山漁村の地域づくりと文化的景観−」)は、3日目の午前に開催する。

  集落居住小委員会による研究懇談会(「農山漁村における住まいの世代交代と空家化」)は、2日目の午前に開催する。

 

3.     6回住宅系研究報告会について

  建築計画・社会システム・都市計画・農村計画の4委員会共催による標記報告会について、2011年度の幹事委員会を農村計画と都市計画が共同で務める。

  全体の代表を農村計画の委員が、庶務的担当を都市計画の委員が務めこととし、前回2008年度に両委員会で幹事を担ったときとは役割を入れ替えた。

  全体の代表は農村計画委員会の山崎寿一委員(神戸大学)に依頼し調整を行う。

 

V.審議事項

1.     2011年度大会(関東)講演要領・司会要領

  講演時間は例年通り本人発表5分・質疑討議3分の計8分間、オーガナイズドセッションについては、本人発表10分・質疑討議6分の計16分間とする。

  質疑討議形式は、セッションごとに残り時間をまとめて行う。

 

2.  委員推薦関係

12011年学会賞選考委員会委員(論文部会)候補

  後藤春彦委員(早大)を推薦する。

22011年奨励賞選考委員会委員候補

  齋藤雪彦幹事(千葉大)を推薦する。

3)論文集委員会委員

  任期満了の栗原伸治委員(日大)に代わり、神吉紀世子委員(京大)を選任する。

4)技術報告集委員会委員

  任期満了の川口友子委員(農村開発企画委員会)に代わり、工藤和美委員(明石工専)を候補とする。

  工藤委員には神吉委員より就任の可否について確認をする。

5)論文集委員会/技術報告集委員会の査読委員候補者

  下の7名を新たに追加し、他に候補者がいる場合は各委員から委員長、幹事に推薦する。

  鈴木孝男氏(宮城大)、佐藤栄治氏(宇都宮大)、中田悟氏(東京都市大)、森保洋之(広島工大)、坂上みつ子氏(工学院大)、星勉氏(JA総研)、池ノ上真一氏(北大)

6)災害委員会委員

  鈴木孝男委員(宮城大)を選任する。

7)広報委員

  北澤大佑幹事(農村環境整備センター)を選任する。

82011年度大会学術講演会プログラム編集会議委員

  下の9名を選任する。

  三橋委員長、岡田幹事、北澤幹事、齋藤幹事、岩田委員、川口委員、神吉委員、栗原委員、斎尾委員

  プログラム編集会議は419日(火)13時より開催し、編集会議後、主査幹事会を開催する。

 

3.  本委員会関係

1)催し物実施報告

  2010年度農村計画委員会・小委員会主催による下の3つの研究会について実施結果・決算が承認された。

  @春季学術研究会「農村の持つ知恵の継承と発展−変わっていくカタチとココロ−」、A「英国の国土政策の大改正についての公開研究会」、B日韓研究会「日本・韓国における『農村の知恵』の発掘」。

2)小委員会活動報告・計画について

集落復興再生小委員会

  2010年度は、大会期間前後に中越、輪島の復興の取組みを調査、結果を整理し『農村建築』にて特集を組む予定。

  2月に小委員会を開催予定、2011年度には個別事例の調査結果を踏まえシンポジウムの開催を企画する。

農山村地域組織形成小委員会

  218日に拡大小委員会を公開形式で開催、旧小国町合併後の取組みなどについて現地NPO、行政担当者を招聘する。

  220日に現地小委員会を開催し、住民との協議を踏まえ集落マスタープランの検討を行う。

農山漁村文化景観小委員会

  2011年度に出版する書籍の執筆作業を進めている。

  新たに月館委員、菊地委員に執筆を依頼した。

  出版に際した学会内査読者として三橋委員長、中島委員を選任する。

農村環境共生小委員会

  2010年度のテーマを引き続き検討し、科研費等の獲得を目指す。

集落居住小委員会

  2011年度大会における研究懇談会の企画を検討していく。

国土計画小委員会

  2010年度大会における研究懇談会での議論を踏まえ、地域資源管理について各論をとりまとめた総論の協議を行っている。

  公開研究会などの開催により日本における農村の地帯区分の作成を検討していく。

中島委員からの意見

  集落復興再生小委員会:五木再生の取組みのなかで、(ダムの中止が確定し)条件が整った段階で小委員会をあげてマスタープランなどの計画づくりに協力していただきたい。

  農山村地域組織形成小委員会:市町村合併について、合併の負の側面をも取り上げ、多面的な検討をして欲しい。

  集落居住小委員会:単なる空き家という現象にとらわれることなく、人口論からのアプローチが重要であり、マクロの視点での分析を期待したい。

 

4.  その他

 70歳定年制について

  出版物の発行など学会を通じて社会に情報を提供する際など、大所高所より学術的な指導をいただける存在は必要である、といった意見が出された。

  委員の定年制についての内規、規約、導入された経緯などについては、委員長が確認することとした。

 

以上